力を活かし、心を入れ替える時。
お寺でお話を伺う機会をいただきました。
仏教には、排除するという考え方がないそう。
神さまの国であった日本にとって、
中国から渡ってきた仏教は、いわば新興宗教。
布教のために他を除外しようとする宗教もある中で、
仏教は、もともと地にある神さまとともに祀ることを選んだといいます。
また、鬼などの悪い存在も、退治するのではなく、
その力を認めながらも改心をさせ、神として生かしたのだそう。
異なると思われるものを敵対視せず、
包括して受け入れる姿勢は、
独特でステキだなと思います。
いま、私たちに起きている出来事も、
忌み嫌うのではなく、受け入れながら
お役目を果たしていく。
大変とは「大きく変わる時」といいますが、
すでにある力を活かしながら、心を入れ替えることで、
新しい時代を切り拓いていけるように思います。