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ライターになったのは、なりゆきだった

自己紹介がてら、
わたしがライターを名乗るに至った
いきさつをお伝えしようと思います。

 

実はライターになったのは、なりゆきでした。

前職の経営コンサルティング会社に入社した時、
秘書の募集があったので応募しました。

 

面接に行ってみると、
応接室に3名の男性がニコニコして座っておられます。
失礼ながら正直、重役の方には見えず、
とってもフランクなやりとりに
やや違和感を覚えました。

 

実際は、インタビューCD制作のアシスタントと
事務局運営の仕事だったのです。
募集表示に手違いがあったのでした。

名だたる著名人や経営者のインタビューを
お金をもらいながら聴けるなんて!と、
本来なら”業務内容のミスマッチ”でお断りするところ、
わたしの知的好奇心が10:0で勝った!

タナボタで得た機会。
本屋さんに行くよりも日常的に、
本を開くよりもリアルに学ぶことができる。
オフレコも、息づかいや振る舞いまでも肌で感じられる、
それは楽しい仕事でした。

制作アシスタントの仕事は、録音された対談インタビューを文字起こし、
編集指示(編集は外注)、テキスト制作。
経験はなかったけど、自由にやらせてもらえました。

 

この対談CDを楽しみにしているのは、見知らぬ全国の経営者。
このCDから、
どんな気づきが得られるのだろう?
どんなアクションが生まれるのだろう?
どんな悩みや問題がクリアになるのだろう?
そんなことを考えながら、
「今月号も、めちゃくちゃオススメですよー!聴いて聴いてー!」
と、リリースすることで
全国の経営者に気づきをもたらすことを想像して喜んでいました。

 

そうしているうちに、広報コンテンツチームに移籍、
業務範囲は文字媒体のコンテンツや、インタビュアー、企画へと広がっていきました。
ノウハウを学ぶ暇もなく、即現場です。
先輩の取材に同行できる機会もなく、
ひたすら自分で手を動かしながら
失敗を繰り返し、覚えていく日々。

 

一人ひとり異なる取材先の方の熱い想いに感動しながら、
「情」と「報」のあんばいや、広報の役割と立ち位置、編集、
マーケティング、ブランディングを身につけていったように思います。
約25業種200名以上の経営者から直接学びをいただいては
全国の経営者に届けた12年間でした。

 

会社を退職したときは、
いったんリセットしようと思いました。

ですが、前職での仕事を知っている関連の方々から

オファーをいただいたり、活動していくことで

これが私にお役に立てることなのだと
気づかされました。

たたき上げですが、学びを得ながら精進の日々です!

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