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実るほど頭を垂れる稲穂かな?

2020.02.12

お会いした方のエレガントな心遣いに、
感銘を受けることがあります。
さりげなく風のようなふるまい。
謙虚でいらっしゃるのに、清々しい。

すてきだなあ、また会いたいなあと思う方ですね。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
とは、実力や実績を身につけた方の
ふるまいや態度を言い表すたとえですが、
実るまでの苦しみの経験や、実るほど支えてくれた人たちへの
想いあっての姿勢なのだろうと想像します。

ふと、謙虚な態度と、自分を低く下げることとは違うなあと感じます。
萎縮することとも違います。

「いえいえ、私なんて〇〇さんに比べたら」
「私なんて大したことないですよ・・・」

自分を下げることで相手を相対的に持ち上げることは、
謙遜や謙譲として、日本では慣れ親しんだ文化ですが、
私には、ややもったいないなあと思うのです。

私たちも、一人ひとりが想いをもってエネルギーを注いでいることを
誇りに、威風堂々とすればいい。
例えば経営をしているなら、かならず誰かの役に立てているのだから。

志にまっすぐに向かう姿勢は、誰が見てもすがすがしいもの。

誰かと比較する目があると、
必要以上に卑下したり、必要以上に横柄になったりしてしまいます。

「頭を垂れる稲穂」は、穂がしっかりとまっすぐだから、しなやかに垂れることができるのです。
しなやかに風に揺れるゆとり。

相手に気を配れる心のゆとりを持ちたいもの。
誇り高き人からの気配りが、感動を呼ぶのだと思います。
どんな人も、志ある自身に誇りを。

いつもすてきな学びをいただける方々に、感謝です。

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