一億総メディア時代
「個人の時代」と言われています。
わたしも実感しています。
一億総中流社会は、完全に過去の価値観。
日本はとても裕福な国になりました。
世界で第2位の経済大国にまでのぼりつめるほど、
戦後の復興はすさまじかったんですね。
その恩恵を受けて、私たちは生きてきました。
ありがたいことです。
いま、昭和を支えてきた日本型経済システムが
時代に合わなくなってきて、
なにが幸せか?の考え方が変わってきています。
一人ひとりが、一人ひとりに持つ幸福感にしたがって、
幸せを感じられること。
そういう時代だろうと思います。
家、ブランドバッグ、別荘…
お金で何を買えることが幸せか? でなく、
「自分にとって幸せなのはどんな状態なのか?」
例えば別荘がほしい人もいるし、
別荘はいらない、という人もいます。
以前なら、別荘を持つことは万人共通の夢のようでしたが、
本当にほしい…?
万人共通の憧れって、なくなってきたのです。
他人が提唱する幸せに、
テレビから流れる幸せにしたがわなくていい。
一億総幸せ社会。
わたしにとっての幸せって、なんだろう?
お客様にありがとうと言われること
お気に入りのスーツで過ごすこと
お子さんが手紙を書いてくれたこと
いつものカフェでお茶すること
旦那さんが優しいこと
ドライブしながら大声で歌うこと
家族が笑っていること・・・
一人ひとりの持つ幸せ観に、
人と人が響きあって、関わりあって生きる生き物が人間。
響きあいの第一歩は「自分を表現」することです。
表現というと、
文字や写真、動画などデジタルツールは豊富にそろっています。
芸術やスポーツもそうかもしれませんが、
もっといえば、仕事のしかたも、人との付き合い方も、
生き方も自己表現。
アナログ回帰の流れだと、わたしは感じています。
十分に自分を生き、
心と心で通じ合うコミュニケーションに
喜びを見い出す
一億総メディア時代です。